小口敏弘 ストーリー
<自分の理想を追い求めて>
小学校2年生の時、ゴジラが欲しいと思ってペーパークラフトのように紙を切りはりして自作したことが作品づくりの始まりです。使い勝手の良いKクレイという粘土と出会ってから粘土作品を作り続けています。元々怪獣が好きということと、市販のものでは自分の理想とは違うものが多く、アレンジして作ってみたいという気持ちがありました。
<実在しない生物を自分の手で生み出す事が最大の魅力>
オリジナル怪獣の制作は、デザインを考えるのに苦心します。例えば翼のあるものだとデザインやその作り方、体とのバランスも考えなければなりません。既存の物と類似していないことも大切です。どれも大変な作業ですが、この世に実在しない生物を自分の手で生み出すという事が最大の魅力です。
<完成した作品は自分の息子のよう>
完成した作品を自分の目で見た時、自分の手で生み出された息子が生を受けたように感じます。そして、個展等で自分の作品を評価して頂いた時にはやりがいを感じます。TakuBiの活動を通して誰かの手に自分の作品が渡り、その人にずっと大切にしてもらうことができたら、今までとは違うもっと大きなやりがいを感じられると思っています。