KASAWIAK ストーリー
<表現することは自分の一部>
もの心ついてから、いつも紙と鉛筆を持ち歩いていて、描くことそのものが日常になっていました。最初の夢は漫画家で、そのあとはオリジナルの車の絵ばかりを描いていました。20代の時は写真を撮っていたのですが、30歳になった時に、子どもの時のイラスト描きにもう一度戻ってみようと決めました。最初の作品がこの動物シリーズです。題材を動物にしたのは、自分自身が動物好きなのと誰にとっても親しみやすいと思い、決めました。
<描くときに大切にしていることは?>
“イラストレーター”というソフトには、ルノーの技術者が車体設計のために開発した「ベジェ曲線」が使われていて、そのせいか動物を描きながら車をデザインしている感覚なんです。動物を描いているけど車を描いている、みたいな。
造形のシンプルさと、曲線のなめらかさを大切にし、視覚的違和感がないように何度も何度も手直しをします。発達症特有のこだわりや完璧主義を生かすことができています。
<これからのこと>
いつもノートとペンと僕が一緒にいることは、この先もずっと同じだろうと思います。これからもますます五感を研ぎ澄ましていきたいです。多くの作品が、いろいろな形でみなさんの所に届き、楽しんでいただけたらいいなあと思っています。

